本記事ではケルヒャーのK2シリーズとK3シリーズの違いを徹底比較し、それぞれの特徴を解説していきます。
静音性、水圧、コスパの違いなどを詳しく比較します。
K2とK3のわかりにくい違いも解説していくよ。
K2シリーズは家庭で使いやすいコンパクトなサイズ感が特徴です。
一方で、K3シリーズは高機能ですがサイズが大きく、重く、価格も高め。
それぞれのモデル間を比較していくので、ぜひ自分好みの高圧洗浄機を見つけてください。
本サイトでは他にも厳選したおすすめの高圧洗浄機を解説した記事もあるので参考にどうぞ。
本記事ではケルヒャー高圧洗浄機のK2シリーズとK3シリーズの違いを空冷式と水冷式のモーターの違いも含めて解説していきます。
K2シリーズとK3シリーズの特徴
ここではケルヒャーでも人気の高い製品のK2シリーズとK3シリーズの特徴をそれぞれ紹介していきます。
K2とK3の特徴の違いも解説していくよ。
K2とK3の特徴と機能
ケルヒャーの家庭向け高圧洗浄機の人気シリーズがK2とK3です。
特にK2は小型モデル、K3は高機能モデルであり、K3はK2に比べて耐久性、静音性、洗浄力が向上しています。
その一方で、K3はK2よりもサイズが大きく、重量も2倍以上の重さであり、価格も高いです。
モデルによって外観も違うね。
K3シリーズは他ブランドと比較しても高機能ですが、家庭で使うならK2シリーズでも十分。
ちなみに、高機能なためにK3シリーズは価格が高く(3万円以上)、サイズが大きく、重いという欠点があります。
一方、K2シリーズは小型で価格も手頃であり(1〜2万5千円)、マンションなどの集合住宅でも使いやすいサイズ感です。
K2とK3の種類
K2とK3にはそれぞれ複数のモデルやセットがあります。
特にK2シリーズは特徴が異なるモデルがあるので解説していきます。
それぞれのケルヒャー製品の特徴を解説するよ。
K2クラシック
K2クラシックはシンプルな機能に特化した価格を抑えた製品。
その結果、Amazonでは約1万円で購入可能です。
安く買うならK2クラシックだね。
K2クラシックの注意点は、付属ノズル(1ジェットノズル)は水圧調整ができない点です。
水圧調整可能なノズル(バリオスプレーランス)が付属するK2クラシックプラスもあるので、目的に応じて検討しましょう。
詳細はこちらの記事「K2クラシックをレビュー!超定番の家庭向け高圧洗浄機」を参考にどうぞ。
K2サイレント
K2サイレントは静音タイプの中で最小サイズの高圧洗浄機です。
コンパクトかつ静音性を実現した日本の住環境にピッタリな製品となっています。
従来品から体感音が50%も削減されたよ。
小型かつ静音という欲張りな製品ですが、Amazonでは2万円台で購入できますよ。
ケルヒャー製品の中でも人気トップクラスの機種です。
詳細はこちらの記事「K2サイレントをレビュー!静音重視ならコレを買うべき」を参考にどうぞ。
K MINI
K MINIはケルヒャー史上最小サイズの高圧洗浄機です。
製品名に「K2」が入っていないものの、機能的にはK2シリーズと同じです。
他メーカーと比較しても最小クラスだよ。
とにかく小さな製品が良い…という人におすすめの高圧洗浄機です。
K MINIの注意点としては、静音設計ではないので、K2サイレントのような静音性を求めてはダメです。
静音設計ではないので、K MINIはK2クラシックと同様に従来品のようなモーター音は発生してしまいます。
詳細はこちらの記事「K MINIをレビュー!史上最小サイズの高圧洗浄機」を参考にどうぞ。
K3サイレント
K3サイレントはケルヒャーの業務用製品の技術を生かした最高峰の家庭用高圧洗浄機です。
K2シリーズと異なり、水冷式インダクションモーターを採用しており、高い静音性とパワフルな噴出力を兼ね備えています。
他メーカーと比べても屈指の高機能だよ。
K3サイレントの注意点としては、モーターが高性能ですがサイズも大きいため、K2シリーズに慣れていると想像以上に大きく、さらに重さも2倍以上です。
また、価格も3万円以上するので、大きめなサイズとやや高めな価格に納得できれば最高の製品となります。
デッキクリーナーが付いたベランダセット、洗車用のフォームノズルが付いたカーセットといった目的に応じたセット販売もあります。
詳細はこちらの記事「K3サイレントをレビュー!パワフルなのに静かな高機能製品」を参考にどうぞ。
K2とK3の違い
ここではケルヒャー高圧洗浄機のK2シリーズとK3シリーズの性能や価格の違いを徹底解説していきます。
違いを知ったうえで購入しよう!
静音性の違い
高圧洗浄機はモーターを使用しており、駆動音が発生します。
その音量がメーカーや機種により異なります。
ケルヒャー製は静かなほうだよ。
K2シリーズとK3シリーズで静音性に違いがあり、特にK3サイレントは業界屈指の高い静音性を誇っています。
- K2クラシック/K MINI
従来型モーターで駆動音が発生 - K2サイレント
空冷式モーターと静音構造を採用 - K3サイレント
水冷式モーターと複数の静音構造を採用
静音性に関してはK2クラシックとK MINIは従来モデルと同様であり、他社の高圧洗浄機と同等と考えると良いでしょう。
一方、K2サイレントはK2シリーズで唯一の静音モデルであり、さらに静音性を高めた製品がK3サイレントです。
実際に音量を測定してみたよ!
製品名 | 音量レベル |
---|---|
K3サイレント | 72.6デシベル |
K2サイレント | 75.2デシベル |
K2クラシック | 80.8デシベル |
K MINI | 81.6デシベル |
静音性の機能の違いがそのまま実測値にも出ていますよね。
K2とK3の個々の静音性に関して解説していきます。
K3サイレント:最高峰の静音性
静音性を究極に求めるならK3サイレントがおすすめです。
K3サイレントは3つの静音構造を採用しており、モーターの駆動音を大幅に軽減しています。
駆動音を抑える設計だよ。
- 外側の本体カバー
表面全体を覆うカバーで音を外に漏らさない
- 内側の吸音材
モーター作動音を内側で抑える
- ゴム製ダンパー
モーターを支えつつ振動音を抑える
さらに、水冷式モーター自体も静音性が高いという特徴があります。
ただ、K3サイレントの欠点はサイズが大きい・重い・価格が高いという3点であり、個人的には家庭で使うならK2サイレントで十分であると感じています。
K2サイレント:静音設計
K2サイレントはK2シリーズの中でも静音設計を採用した唯一のモデルです。
内部に吸音材を配して音量と振動を抑制することで静音性を高めています。
静音性はK3サイレントより劣るものの、家庭用としては十分な静かさ。
K2サイレントは静音性とサイズ・重さ・価格といったバランスが取れた高圧洗浄機としておすすめしたい製品です。
K2クラシック/K MINI:静音設計なし
K2クラシックとK MINIはケルヒャー製品の中では静音設計を採用していません。
だからこそ、K2クラシックは低価格であり、K MINIはコンパクトさを突き詰めた製品となっています。
K3サイレントのような高い静音性は業界トップのレベルであり、K2クラシックやK MINIの駆動音は他社製品と同じレベルと考えておくと良いでしょう。
噴出力の違い
ケルヒャー高圧洗浄機はモデルごとに少しずつ噴出力(水圧)が異なります。
基本的に上位モデルになるほど噴出力が強くなっています。
K3シリーズは洗浄力が強いんだね!
ただ、K2サイレントはK2シリーズの中でも水圧が強く、最大で9-10MPaまでの吐出圧力となっています。
静音性と水圧ともにK2サイレントはバランスが取れた製品です。
商品 | 特徴 | 公式価格 | 水圧 MPa | 水量 L/時間 |
---|---|---|---|---|
K2クラシック | 価格が最も安い コンパクト 静音設計ではない | 約1万7千円 | 8 MPa | 330 L/h |
K MINI | 一番コンパクト 収納しやすい設計 静音設計ではない | 約2万7千円 | 9 MPa | 330 L/h |
K2サイレント | 静音設計(空冷式) コンパクト 価格がやや高め | 約3万2千円 | 10 MPa | 360 L/h |
K3シリーズ | 最高峰の静音(水冷式) 洗浄剤タンク付き サイズが大きく、重い 価格がやや高め | 約3万7千円 | 10 MPa | 360 L/h |
製品により水圧が8〜10MPaと異なりますが、正直なところ、使ってみると明確な違いとしては感じにくいと思います。
それ以上に、付属のノズルの種類や水圧調整できるかどうかなど、使い勝手を重視するほうがおすすめです。
ノズルなどの付属品の違い
付属ノズルはモデルやセットによって異なります。
最もシンプルなノズルは1ジェットノズルですが、これが実は使いにくい。
床や壁のような広い面積を洗いたい場合だったり、洗車や窓の掃除で水圧を調整したい場合にはバリオスプレーランスがおすすめです。
バリオスプレーランスだけあれば十分だよ。
バリオスプレーランスはK2クラシック以外のK2クラシックプラス(K2クラシックの上位モデル)、K MINI、K2サイレント、K3サイレントです。
最安値のモデル(K2クラシック)を避ければ、いずれもバリオスプレーランスが付属しています。
洗車する場合
高圧洗浄機で洗車したいと考えている人はフォームジェットが付属している製品を購入しましょう。
K2サイレントにはバリオスプレーランスに加えてフォームノズルも付いていておすすめです。
K2サイレントはノズルの種類が多いね。
このフォームノズルがあればカーシャンプーを入れて吹きつけるだけで、クリーミーな泡が出てきます。
K2クラシックカーキットやK2サイレントにフォームノズルが付いています。
もし付属していない製品だったとしても、単品でも販売されているので洗車する人にはおすすめです。
広いベランダやデッキを掃除する場合
ベランダやデッキを掃除する場合、バリオスプレーランスやサイクロンジェットノズルでも十分です。
ただ、広い範囲を掃除したり、ブラシでこすりながらタイルやデッキを洗いたい場合にはデッキクリーナーが付いていると便利です。
水ハネも防げるよ。
基本的に通常のバリオスプレーランスやサイクロンジェットノズルで十分ですが、ブラシで洗いたい場合には便利な付属品ですよ。
K3サイレントにはベランダセットがあり、デッキクリーナーが付属しています。
溜め水を使う場合
ケルヒャー高圧洗浄機は水道からの水だけでなく、自吸ホースを使うことで風呂水や溜め水でも使用できます。
洗車で使うには物足りないかもしれませんが、ベランダ掃除なら十分です。
K2サイレントやK3の上位セットに付属しています。
また、水道と自吸の兼用ホースもケルヒャー公式製品にあります。
価格の違い
ケルヒャー製の高圧洗浄機の価格は機能と付属品に比例しています。
最安値はK2クラシックですが、ノズルは1ジェットノズルのみである点には注意しましょう。
コスパを考えるとK2サイレントがおすすめですよ。
商品 | 特徴 | 公式価格 | Amazon レビュー評価 |
---|---|---|---|
K2クラシック | 価格が最も安い コンパクト 静音設計ではない | 約1万7千円 | 4.1(2,869件) |
K MINI | 一番コンパクト 収納しやすい設計 静音設計ではない | 約2万7千円 | 4.3(866件) |
K2サイレント | 静音設計(空冷式) コンパクト 価格がやや高め | 約3万2千円 | 4.3(2,338件) |
K3シリーズ | 最高峰の静音(水冷式) 洗浄剤タンク付き サイズが大きく、重い 価格がやや高め | 約3万7千円 | 4.3(4,214件) |
K2とK3の注意点
ケルヒャー全製品に共通している点として水道ホースが付属していません。
K3やK4には自吸ホースが付属していますが、水道栓や蛇口に直接繋ぐホースではありません。
そのため、コネクター付き水道ホースを持っていない人は、予め購入しておきましょう。
我が家ではAmazonでホースリールセットを購入しました。
水道ホースを忘れずに用意しよう!
ケルヒャー公式製品にも水道ホースセットがあります。
意外と3mのコネクター付ホースは少ないから便利だよ。
ただ、水道ホースまでケルヒャー公式で揃える必要はないので、水やりなども兼ねるなら市販の散水用ホースリールセットがおすすめです。
これらのセットならコネクターも標準的に付いています。
ホースの長さが10〜15mあれば洗車や一軒家の水やりでも十分ですよ。
K2とK3の違い まとめ
本記事ではケルヒャーのK2シリーズとK3シリーズの違いを徹底比較し、それぞれの特徴を解説しました。
結論として、マンションや一軒家で掃除するならK2シリーズで十分です。
ただ、最高峰の機能と静音性を求めるならK3サイレントもおすすめですよ。
特にK2サイレントがコスパが良いよ!
K3の注意点としては、サイズが大きく、価格も高めな点です。
静音性とコンパクトと価格のバランスが取れているのはK2サイレントです。
ぜひ自分に合った高圧洗浄機を見つけてみてください!
他にもケルヒャーのおすすめ高圧洗浄機に関する記事があるので、参考にどうぞ。
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