おすすめの高圧洗浄機を解説！家の掃除や洗車に使える便利な製品を紹介– 【2023年版】 –

この記事では、高圧洗浄機おたくが様々な目線から厳選したおすすめ高圧洗浄機を徹底解説します。

高圧洗浄機を選ぶ上でポイントは、予算・機能・品質です。

本サイトの独自アンケート調査や日本国内の販売実績も踏まえて3つのブランドを選びました。

失敗を避けるなら、これらのブランドから好みの製品を探すのがおすすめです。

高圧洗浄機のおすすめ人気ランキング【独自調査】

本サイトでは、高圧洗浄機を所有するユーザー299名を対象に使用実態調査を実施しました。

その結果、高圧洗浄機を購入して満足した人は全体の70.9%でした。

本調査の結果、高圧洗浄機のおすすめブランドランキングはケルヒャーが断トツの人気No.1でした。

高圧洗浄機市場ではケルヒャーが定番品として圧倒的な地位を占めており、次いでアイリスオーヤマと京セラ（リョービ）が続いている状況です。

本調査結果の詳細は以下を参考にどうぞ。

必読！高圧洗浄機を選ぶポイント

ここでは高圧洗浄機の選び方のポイントを解説していきます。

購入前に知っておいて欲しいことを挙げていくので、ぜひ読んでみてください。

汚れを落とす洗浄力

高圧洗浄機を選ぶときに大事なポイントが噴出力（吐出圧力）。

コンクリートの汚れやコケを落とすには強い水圧ほど威力を発揮できます。

水圧の単位はMPa（メガパスカル）。その表示は限界値の「最大吐出圧力」と平均値の「常用吐出圧力」の2種類があり、メーカーにより異なります。

高圧洗浄機は噴出力が強いほど汚れが落ちやすいです。

洗車でもタイヤやホイールの頑固な汚れには強めの水圧だと落としやすいですよ。

吐出圧力	利用シーン
2〜5MPa	洗車や網戸の掃除
5MPa	ベランダや外壁の洗浄
7MPa	頑固な汚れやコケ落とし

タイプによる噴出力の違い

噴出力（吐出圧力）はメーカーやモデルによって違います。

特に高圧洗浄機の構造やモーターの種類によって噴出力の能力は分かれています。

タンク式やコードレス式は水を自吸する構造をやモーター性能の影響で噴出力が弱い傾向があります。

さらに、標準タイプの高圧洗浄機の中でもインダクションモーターを採用したケルヒャーのK3シリーズ以上では噴出力が10MPa以上もあります。

外壁や床を本格的に掃除したい人には10MPa以上のケルヒャーの上位モデルがおすすめです。

インダクションモーターとは、交流電流で作動するモーターで電磁誘導によって生じる力を動力に回転するモーターです。

ただ、性能が上がれば価格も高くなり、K3シリーズは3万円台で販売されています。

インダクションモーターを採用した高圧洗浄機の注意点

標準的なユニバーサルモーターは全国どこでも使えますが、インダクションモーターを採用した製品はエリアによって対応する周波数が異なります。

異なる周波数で使うと正常に動作しないだけでなく、故障の原因にもなるので注意しましょう。

周波数	対象エリア
50Hz	北海道,青森県,岩手県,宮城県,秋田県,山形県,福島県,茨城県,栃木県,群馬県(※1),埼玉県,千葉県,東京都,神奈川県,山梨県,新潟県(※2)
60Hz	富山県,石川県,福井県,長野県(※3),静岡県(※4),愛知県,岐阜県,三重県,滋賀県,京都府,大阪府,兵庫県,奈良県,和歌山県,鳥取県,島根県,岡山県,広島県,山口県,徳島県,香川県,愛媛県,高知県,福岡県,佐賀県,長崎県,熊本県,大分県,宮崎県,鹿児島県,沖縄県

※1安中市・甘楽郡南牧村・吾妻郡の一部は60Hz地域
※2佐渡市全域、妙高市・糸魚川市の一部は60Hz地域
※3佐久市・松本市・大町市・飯山市・小諸市・安曇野市・下水内郡栄村・下高井郡野沢温泉村・北安曇郡小谷村・北佐久郡軽井沢町の一部は50Hz地域
※4富士市の一部は50Hz地域

吐出水量の違い

吐出圧力の他にも吐出水量も目安になります。

水圧が同じなら吐出水量が多いほうが噴射する水は太くなり、広範囲の汚れを落としやすくなります。

1分もしくは1時間あたりに噴出する水の量が吐出水量です。

同じ吐出圧力でも、ピンポイントな噴出だと吐出水量は抑えめであり、ワイドに広がる噴出だと吐出水量が多くなるイメージです。

頑固な汚れを落としたい人は、吐出圧力が高く、吐出水量も多めの300L/h程度のモデルを選ぶのがおすすめです。

静かさを求めるなら静音設計

高圧洗浄機のデメリットとして駆動音の大きさがあります。

音量としては同じくモーターを使う掃除機に違いですが、屋外で使うので近所迷惑が気になりますよね。

製品によっては90デシベル以上となって騒音レベルになることも。

集合住宅や近所が気になる人は静音設計を採用した高圧洗浄機がおすすめです。

ケルヒャーならK2サイレントや上位モデル（K3/K4/K5）を選びましょう。

安い中国ブランドは駆動音が大きい製品が多いですが、アイリスオーヤマやケルヒャーの上位モデルなら静音設計を採用した製品がありますよ。

高圧洗浄機の音量レベルは？

一般的な住宅の日常生活で耐えられる音量は昼間なら55デシベル、夜間なら45デシベルです。

70デシベルを超えるとうるさいと感じるレベルとなります。

高圧洗浄機の場合、静音設計がないモデルでは75~85デシベル程度、静音設計のモデルでは65~75デシベル程度です。

水を勢いよく噴出する高圧洗浄機には高出力なモーターが不可欠です。

音量レベルとしては一般的な掃除機と同じ程度と理解しておくと良いでしょう。

ちなみに、日常生活における音量の目安は以下のとおりです。

評価	音量（デシベル）	音の種類
極めてうるさい	100 dB	・電車が通るガード下 ・地下鉄構内
	90 dB	・騒々しい工場 ・犬の鳴き声（目の前）
うるさい	80 dB	・電車の車内 ・ピアノの音
	70 dB	・掃除機の音 ・キータイプの音
普通	60 dB	・普通の会話 ・車の車内
	50 dB	・静かな事務所 ・エアコンの室外機

目的に合わせたタイプを選ぶ

ここまで噴出力や静音性といった高圧洗浄機の性能面を解説しました。

ただ、使用目的や環境に合わせた製品を選ぶポイントも大事です。

高圧洗浄機は多種多様な色んなタイプの製品が販売されているので、自分が使いたい目的に合わせて選ぶようにしましょう。

標準タイプならケルヒャーがおすすめですし、コードレス式やタンク式ならアイリスオーヤマがおすすめです。

高圧洗浄機のおすすめブランドを解説

ここでは本サイトの独自アンケート調査や最新の動向も踏まえて、おすすめしたい高圧洗浄機ブランドを解説していきます。

世界トップシェア！ケルヒャー

ケルヒャーは高圧洗浄機の世界最大手メーカー。

日本においても清掃機器のトップメーカーであり、特に高圧洗浄機ではケルヒャーの人気が高いです。

ケルヒャーは工業用機器を中心に開発しており、家庭向け製品にはその最新技術を転用しています。

高圧洗浄機で悩んだらケルヒャー製品を選んでおけば安心ですよ。

こちらの記事「ケルヒャーのおすすめ高圧洗浄機を解説」も参考にどうぞ。

ケルヒャーの販売価格を比較

どの業界でもトップブランドの製品は高い傾向があります。

高圧洗浄機も同様であり、ケルヒャー製品は他メーカーよりもやや高い傾向があります。

ただ、廉価版のK2クラシックなら約1万円で購入可能です。

無名の中国ブランド比べると高く感じますが、他のブランド（京セラ・ヒダカ・マキタ）と比べるとむしろ安い製品もあります。

Amazonで出てくる無名の中国ブランドでも1万円前後なので、標準的な家庭向け高圧洗浄機を探しているならケルヒャーのK2クラシックがおすすめです。

ケルヒャーの静音性を比較

ケルヒャーは静音性に優れており、集合住宅や近所に対して気になる駆動音を抑えた製品があります。

静音設計としては吸音材と空冷式・水冷式モーターを採用しています。

空冷式より水冷式のほうが静音性は高いですが、サイズが大きく、価格も高くなります。

小型かつ静音タイプで探しているならK2サイレント一択です。

また洗車用のフォームノズルも付いており、小型タイプで洗車目的で考えている人にもピッタリ。

もし家庭用で静音設計の高圧洗浄機を探しているならケルヒャーのK2サイレントがおすすめですよ。

ケルヒャー製品の種類が多すぎる問題…

ケルヒャーは使用目的に合わせて高圧洗浄機を選べるように、製品ラインナップが充実しています。

その結果、パッと見ると製品が多過ぎて、その製品間の違いがわかりにくい状況となっています。

本サイトではそのケルヒャー製品の違い（K2とK3の違いなど）も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

タンク式なら！アイリスオーヤマ

アイリスオーヤマは生活用品や家電を扱う国内総合メーカー。

国内メーカーだからこそのアイディアがプラスされた商品をコンセプトにしています。

アイリスオーヤマの取り扱い製品の中に高圧洗浄機もあります。

低価格な高圧洗浄機は無名の中国メーカーも多いですが、その中でもアイリスオーヤマなら安心ですね。

アイリスオーヤマの高圧洗浄機は価格設定が安く、特にタンク式とコードレス式（充電式）が人気です。

他の高圧洗浄機メーカーが扱っていないようなタンク式やコードレス式が充実しており、高圧洗浄機を使いたい場所に水道や電源がないときにはピッタリな製品です。

アイリスオーヤマの高圧洗浄機に関してはこちらの記事「アイリスオーヤマのおすすめ高圧洗浄機を解説」も参考にどうぞ。

アイリスオーヤマのタンク式

タンク式高圧洗浄機は水道との接続が必要ない製品です。

タンクに水を溜めて使用するので、屋外に水道栓がない家庭にピッタリ。

さらに、上位モデルにはコードレス式（充電バッテリー式）もあり、水道栓と電源がともに不要という便利な高圧洗浄機となっています。

アイリスオーヤマのタンク式は3製品（SBT-412N/SBT-512N/SDT-L01N）です。

アイリスオーヤマのタンク式高圧洗浄機の低価格モデル「SBT-412N」は約1万4千円。

タンク式は価格も手頃なのが魅力です。

アイリスオーヤマのコードレス式（充電式）

アイリスオーヤマのコードレス式高圧洗浄機にはハンディタイプとタンクタイプの2種類があります。

人気は軽量かつコンパクトなハンディタイプ。

バッテリー式で電源不要、さらに溜め水を使えるので水道栓も必要ありません。

コードレス式のハンディタイプ「JHW-201」は約1万円半ばであり、手頃な価格なのも嬉しいですね。

意外と安い！京セラ（リョービ）

2018年にリョービはパワーツール事業（電動工具・ガーデン機器・清掃機器等）を京セラへ譲渡し、「京セラインダストリアルツールズ株式会社」に引き継がれています。参照：RYOBI公式サイト

京セラ（旧リョービ）の高圧洗浄機は製品ラインナップが多く、アクセサリーも豊富なのが特徴。

特に廉価モデルのAJP1210は1万円以下で買える京セラの人気製品です。

京セラは価格帯がやや安めな傾向がありますが、デザインや機能面はケルヒャーのほうが優れている印象です。

部品や交換用パーツもケルヒャーのほうが家電量販店やホームセンターで取り扱われていることが多いです。

もし特に気になる製品があったり、価格重視なら京セラにしてみると良いでしょう。

昭和40年創業の老舗！ヒダカ

ヒダカ（日高産業）はダイヤモンドカッターや電動工具を販売するだけでなく、自社製品の高圧洗浄機も扱うメーカー。

機能が優れた高圧洗浄機を扱っており、主力製品のHK-1890は高機能で評価も高いです。

HK-1890は常用吐出圧力が9.0MPaを謳っており、その洗浄力の高さは確かです。

ただ、そのモーター機能に比例して販売価格は上がっており、HK-1890は約3万円。

機能を抑えたHKU-1885でも約2万円であり、ケルヒャーやアイリスオーヤマよりもやや高めな価格設定となっています。

バッテリーが強い！マキタ

マキタの高圧洗浄機はパワフルな洗浄力で汎用性が高いのが特徴。

バッテリーによる充電式モデルも電源式と同等レベルの洗浄力を有しています。

エネルギー効率が良いリチウムバッテリーを開発したマキタだからこそですね。

充電式では5-7MPa程度の噴出力（吐出圧力）が多い傾向です。

ただ、マキタの欠点は値段の高さです。

マキタの代表的な充電式のMHW080DZK（上記製品）は約5万円であり、標準的な電源式タイプでも約3万円。

機能面は優れていますが、価格相場がケルヒャーやアイリスオーヤマより高く、業務用や職人さん向けの製品となっています。

国内外のその他メーカー

ここまで紹介したメーカーの他にも、国内にはVittorio（蔵王産業）やHiKOKI（工機ホールディングス）、海外にはBlue Clean（アノービリバベリー）やボッシュなどもあります。

Amazonを探すと、さらに格安な中国メーカーも数多く見つかります。

ただ、ここまで紹介したメーカーは国内販売実績が豊富ですし、機能性や耐久性でも安心できますよ。

悩んだらケルヒャー、タンク式やコードレス式が良いならアイリスオーヤマがおすすめです。

目的別にビシッと厳選モデルを解説

ここでは目的別におすすめの高圧洗浄機を解説していきます。

安さ重視でも安心おすすめモデル

安さだけで選ぶと無名ブランドも多く出てきますが、安心できる主要メーカーから選びました。

値段の安さを重視して選ぶ場合、以下の3製品がおすすめです。

静かさを重視おすすめモデル

静音設計の高圧洗浄機はケルヒャーが圧倒的に優れています。

駆動音の静かさを重視して選ぶ場合、以下の3製品がおすすめです。

軽量・コンパクト重視のおすすめモデル

軽量かつコンパクトな高圧洗浄機はシンプルな機能に抑えた製品が多い傾向です。

軽量・コンパクトを重視して選ぶ場合、以下の3製品がおすすめです。

おすすめの高圧洗浄機 まとめ

本記事では、おすすめの高圧洗浄機を解説しました。

高圧洗浄機を使うことで、外壁やベランダを掃除できますし、洗車も可能になります。

使い方次第で幅広い掃除に使えるので、ぜひ本記事を参考に自分にピッタリな高圧洗浄機を選んでみてください。

他にも高圧洗浄機に関する記事があるので参考にどうぞ。