ケルヒャーのおすすめ高圧洗浄機を比較解説！機種別に紹介【2023年版】

本記事ではケルヒャーのおすすめ高圧洗浄機を比較解説していきます。

ケルヒャーは清掃機器を扱う世界トップメーカーであり、高圧洗浄機の人気ブランドです。

高圧洗浄機を買うとき、最初に気になるブランドはケルヒャーですよね。

本サイトでは他にも厳選したおすすめの高圧洗浄機を解説した記事もあるので参考にどうぞ。

おすすめ高圧洗浄機を解説

本記事ではケルヒャーのおすすめの高圧洗浄機を解説していきます。

必読！ケルヒャー高圧洗浄機の特徴

ここではケルヒャーの高圧洗浄機の特徴を解説していきます。

高圧洗浄機のトップブランドですが、意外と低価格な製品も展開しているので、ぜひ参考にしてみてください。

ケルヒャーは高圧洗浄機の世界最大手メーカー。ドイツ発祥のブランドであり、高圧洗浄機だけでなく幅広い清掃機器を扱っています。

日本国内で人気No.1ブランド

本サイトでは、高圧洗浄機を所有するユーザー299名を対象に使用実態調査を実施しました。

調査の結果、高圧洗浄機のおすすめブランドランキングはケルヒャーが断トツの人気No.1。

高圧洗浄機市場ではケルヒャーが定番品として圧倒的な地位を占めており、次いでアイリスオーヤマと京セラ（リョービ）が続いている状況です。

本調査結果の詳細は以下を参考にどうぞ。

特にケルヒャーの中でも価格が安いK2クラシック、静音設計なのにコンパクトなK2サイレント、最高峰の高機能なK3サイレントが人気です。

いずれの製品もAmazonの高圧洗浄機の売上ランキングで上位を占めています。

高圧洗浄機と言えばケルヒャーであり、種類が豊富なので目的に合わせてモデルを選べるのも特徴です。

質実剛健なドイツブランドであり、品質と耐久性に疑う余地はありません。

家庭向け製品にも最新技術

ケルヒャーは工業用機器を中心に開発しており、家庭向け製品にはその最新技術を転用しています。

家庭向け高圧洗浄機はパワフルな水圧を実現するだけでなく、省エネルギーかつ高い静音性を実現。

従来品に比べて、ケルヒャーは電力消費とモーター駆動音が効率良く抑えられています。

また、ノズルやアタッチメントの切り替えによって、様々な洗浄作業に対応できます。

自動車の洗車、庭の清掃、ベランダや壁の洗浄など、さまざまな用途に合わせて使い方を変えることができます。

さらに、使い勝手も考慮されており、軽量かつコンパクトなデザインのモデルも登場。

特に史上最小サイズのK MINIは持ち運びや収納が容易であり、日本の住環境にピッタリな製品となっています。

ケルヒャーの家庭向け高圧洗浄機は最新技術を駆使した高機能な製品となっています。

豊富な販売実績もあり、信頼性の高いドイツブランドです。

下位機種は意外と安い

どの業界でもトップブランドの製品は高い傾向があります。

高圧洗浄機も同様であり、ケルヒャー製品は他メーカーよりもやや高い傾向があります。

ただ、廉価版のK2クラシックなら約1万円で購入できます。

Amazonで出てくる無名の中国ブランドでも1万円前後なので、標準的な家庭向け高圧洗浄機を探しているならケルヒャーのK2クラシックがおすすめです。

軽量コンパクトなK1モデルも

2023年から軽量かつコンパクトなK1モデルがケルヒャー公式サイトで発売されました。

価格は約1万2千円であり、公式価格としては最安値の製品です。

ただ、Amazonや楽天なら他モデルでも同価格帯はありますし、K1はかなり機能を削ぎ落としています。

個人的には機能面を考えると他モデルのほうがコスパが高くておすすめです。

おすすめのケルヒャー高圧洗浄機を機種別に比較

ここではケルヒャーの高圧洗浄機を機種別に解説していきます。

ケルヒャーはモデルの種類が多いですが、それぞれで機能や特徴が違うので、ぜひ参考にしてみてください。

K2クラシック｜安さ重視！低価格モデル

K2クラシックはケルヒャー製品の中でも最安値の約1万円で購入できるモデル。

コスパが良く、初心者におすすめの高圧洗浄機です。

K2クラシックの注意点

注意点として、K2クラシックに付属しているノズル「1ジェットノズル」は水圧調整できません。

そのため、洗車や網戸掃除で弱めの水圧を使いたいならK2クラシックプラスを選びましょう。

さらに、洗車で洗剤を泡立てたい場合はカーキットセットがあります。

また、近所迷惑が気になって静音性を求めるならK2サイレント、コンパクトさを求めるならケルヒャー史上最小サイズのK MINIを選びましょう。

K2クラシックプラスとの違い

K2クラシックとK2クラシックプラスの違いはノズルの種類です。

K2クラシックは水圧調整できない1ジェットノズルですが、K2クラシックプラスは水圧調整可能なバリオスプレータンスとなっています。

網戸掃除などソフトな水勢を求めている場合はK2クラシックプラスにしましょう。

K2クラシックプラスのバリオスプレーランスはノズル先端を左右に回すことで水圧を調整できます。

1ジェットノズルでも洗車やベランダの掃除には十分ですが、網戸やガラスなどを洗いたい場合にはバリオスプレーランスで水圧調整できると便利ですよ。

目的に合わせてK2クラシックプラスも検討してみましょう。

K MINI｜史上最小！コンパクトなモデル

K MINIはケルヒャー史上最小サイズのコンパクトな高圧洗浄機。

同様な小型タイプで人気のKサイレントやKクラシックと比較しても小さいのがわかります。

ケルヒャーの旧モデル（K2）や上位モデル（K3/K4/K5）と比較すると、K MINIがいかに小さいか一目瞭然。

サンダル（サイズ 27cm）と比較すると、その小さなサイズ感がわかってもらえるでしょうか。

ケルヒャーK MINIの横幅が28cmなので、男性用靴の長さとほぼ同じです。

大都市圏の高層マンションのベランダでも使いやすい高圧洗浄機となっています。

史上最小サイズの小型化を実現しつつ、従来の水の噴射力を維持させたケルヒャー K MINI。

収納スペースが限られる日本の家庭にはピッタリな小型製品となっています。

K2サイレント｜静か！小型なのに静音設計

K2サイレントは小型なのに静音設計を採用したコスパ最強モデル。

高圧洗浄機はモーターの稼働音が発生するので、その音がうるさいと感じる人もいるかもしれません。

しかし、ケルヒャーK2サイレントは小型なのに静音設計を実現。

従来のK2タイプから体感音を約50%削減

さらに、K2サイレントは静音設計として空冷式モーターを採用することで、同時にサイズを小型化。

小型かつ静音タイプはK2サイレントだけです。

水冷式は静音性が高いですが、サイズが大きく、価格も高くなります。

小型かつ静音タイプで探しているならK2サイレント一択です。

また洗車用のフォームノズルも付いており、小型タイプで洗車目的で考えている人にもピッタリ。

日本の住環境のニーズに合わせた最高峰の家庭用高圧洗浄機となっています。

K2バッテリー｜充電式ならこれを選ぶべき

K2バッテリーは充電式バッテリーを搭載した高圧洗浄機。

ケルヒャーの中でバッテリー式は珍しく、電源コードなしで使いたいなら本製品を選びましょう。

標準モードであればバッテリーの連続使用時間は約14分です。

残りの使用時間やバッテリー残量が画面に表示されます。

注意点としては他製品と同様に水道への接続は必要な点です。

別売りの自吸用ホースを使えば、タンクやバケツなどのため水から給水できます。

K3シリーズ｜家庭向け最高峰モデル

K3サイレントは家庭向け高圧洗浄機の最高峰の製品。

ただ、家庭用として使うにはサイズが大き過ぎるのが難点です。

最大の特徴は静音設計であり、日本の消費者ニーズに合わせて開発した静音化テクノロジーの集大成がK3サイレントとなっています。

そのK3サイレントの静音設計には3つの構造的なポイントがあります。

これらの構造によりモーター音を抑えており、高圧洗浄機として屈指の静音性となっています。

また、K3サイレントは水冷式モーターを採用しており、このモーター自体も静音性が高いのが特徴。

構造的に音を抑えるだけでなく、静音性が高い水冷式モーターを採用しています。

K3サイレントに加えて、K4シリーズとK5シリーズも同レベルの静音設計です。

静音性の違い（K2サイレントと比較）

K2サイレントも静音設計を採用した高圧洗浄機です。

しかし、K2サイレントは小型化を優先し、構造的にはK3サイレントのように十分な静音設計ではありません。

また、モーターも空冷式であり、水冷式に比べると静音性と耐久性が劣ります。

ただ、従来の高圧洗浄機に比べるとK2サイレントでも十分な静音性があります。

静音性の高さを求めるならK3サイレントですが、小型を求めるならK2サイレントを選びましょう。

パワフルな噴出力

K3サイレントは水冷式インダクションモーターを採用しています。

これは工業製品に使用される方式であり、パワフルかつ高耐久なモーター性能が特徴です。

水冷式インダクションモーターは電磁誘導によって回転力を発生させており、回転体であるローターがブラシ等に接触することが無いので、駆動音が静かになっています。

さらに、高耐久で高トルクを発揮する高性能なモーターです。

噴出力の違い（K2/K4/K5と比較）

ケルヒャーの高圧洗浄機は噴出力が少しずつ異なっています。

価格と比例して噴出力が強くなり、従来型のK2クラシックから K2サイレント、さらにK3からK5へと高価格帯モデルに従って噴出力も強くなります。

特に水冷式モーターのK3/K4/K5シリーズは高トルクでも負荷が少なく、パワフルな噴出力です。

商品	特徴	水圧 MPa	水量 L/時間
K2クラシック	価格が最も安い コンパクト 静音設計ではない	8 MPa	330 L/h
K MINI	一番コンパクト 収納しやすい設計 静音設計ではない	9 MPa	330 L/h
K2サイレント	静音設計（空冷式） コンパクト 価格がやや高め	10 MPa	360 L/h
K3シリーズ	最高峰の静音（水冷式） 洗浄剤タンク付き サイズが大きく、重い 価格がやや高め	10 MPa	360 L/h
K4シリーズ	最高峰の静音（水冷式） 水の勢いが強い 洗浄剤をセッティング可 デッキクリーナー付き サイズが大きく、重い 価格が高い	11 MPa	400 L/h
K5シリーズ	最高峰の静音（水冷式） 水の強さが最強 洗浄剤をセッティング可 付属品が充実 サイズが大きく、重い 価格が高い	12 MPa	430 L/h

実質的に家庭向け高圧洗浄機の最高峰製品はK3サイレントとなっています。

ただ、家庭用として使うには大き過ぎるサイズが難点です。

機能性と静音性は他メーカーと比べても優れており、一軒家の掃除や洗車にも使う予定ならK3サイレントがおすすめです。

K4&K5シリーズ｜高機能な本格派セット

K4シリーズとK5シリーズはK3の上位モデルです。

ただ、本体自体はK3/K4/K5で大きな違いはなく、水圧/水量が上位ほど強力になっています。

商品	特徴	水圧 MPa	水量 L/時間
K3シリーズ	最高峰の静音（水冷式） 洗浄剤タンク付き サイズが大きく、重い 価格がやや高め	10 MPa	360 L/h
K4シリーズ	最高峰の静音（水冷式） 水の勢いが強い 洗浄剤をセッティング可 デッキクリーナー付き サイズが大きく、重い 価格が高い	11 MPa	400 L/h
K5シリーズ	最高峰の静音（水冷式） 水の強さが最強 洗浄剤をセッティング可 付属品が充実 サイズが大きく、重い 価格が高い	12 MPa	430 L/h

K4/K5にはデッキクリーナーも付属しており、ベランダやテラスを掃除したい人にはおすすめです。

K4/K5シリーズはケルヒャーでも最高峰の機能と付属品を誇る製品です。

そのため、価格も5万円以上となっています。

うるさい？ケルヒャー高圧洗浄機の騒音レベルを比較

高圧洗浄機の欠点である駆動時の音量を測定しました。

結論から言うと、その音量とコスパを踏まえると、K2サイレントがおすすめです。

その音量を他製品とも比較しているので、参考にしてみてください。

標準タイプ｜K2クラシック&K MINI

通常、標準的な高圧洗浄機は静音設計を採用していません。

ケルヒャーの中ではK2クラシックやK MINIが標準的な高圧洗浄機という位置付けです。

これらの標準的な製品の音量レベルは80デシベルを超える傾向です。

音量としてはやはりうるさく感じますが、その音量レベルとしては掃除機に近い感じ。

製品名	音量レベル
K2クラシック	80.8デシベル
K MINI	81.6デシベル

K2クラシックとK MINIともにモーター駆動時は高音域の音が大きく、音の種類として掃除機に似ています。

うるさいと評判のダイソンの掃除機（92.3デシベル）より静かですが、一般的な掃除機と比べると同等かそれ以上です。

静音タイプ｜K2サイレント&K3シリーズ

ケルヒャーでは静音設計を採用した高圧洗浄機が充実しています。

その中でも人気な製品が静音タイプで最小サイズのK2サイレントと高機能製品の中では手頃なK3シリーズです。

これらの静音タイプの場合には音量レベルは70〜75デシベルでした。

音量が抑えられている静音タイプであり、音の種類としては低音域のモーター音が中心です。

製品名	音量レベル
K2サイレント	75.2デシベル
K3シリーズ	72.6デシベル

K2サイレントやK3シリーズは吸音材により高音域の音が吸収されており、低めの音のみが聞こえます。

さらに、K3シリーズでは徹底的に音を抑制する複数構造により、K2サイレントよりも音量が抑えられています。

掃除機｜ダイソン＆マキタ掃除機との比較

参考までに一般的な掃除機でも音量を測定しました。

音量を測定した結果、マキタ掃除機は約80デシベル、うるさいと有名なダイソン掃除機は90デシベルを超えました。

製品名	音量レベル
ダイソン掃除機	92.3デシベル
マキタ掃除機	78.9デシベル

高圧洗浄機はうるさいとは言われますが…この測定結果から、ダイソン掃除機よりも高圧洗浄機は静かと言えます。

特にK2クラシックやK MINIは音量が気になるという口コミもありますが、一般的な掃除機と同レベルと考えておくと良さそうです。

ケルヒャー高圧洗浄機の注意点

ここではケルヒャーの高圧洗浄機の注意点を解説していきます。

値段は？やや高めな設定

ケルヒャーの高圧洗浄機の価格はやや高く感じるかもしれません。

最安値のK2クラシックが約1万円、小型の上位モデルのK2サイレントが約2万円です。

一方、Amazonで探すと無名の中国メーカーの製品が1万円程度で出てきます。

ケルヒャーは高機能な製品が多く、パワーや静音性も優れており、幅広い種類から自分好みの製品を選ぶこともできます。

長く使うものなので、品質も良いケルヒャー製を選びましょう。

壊れやすい？製品自体は頑丈

ケルヒャー製品は機能と品質の良さが評判です。

しかし、トリガーガンの留め具は壊れたという口コミも見かけます。

実際に留め具がなくても使えますし、交換も可能です。

高圧洗浄機の寿命に直結するモーター寿命は長いので安心ですよ。

違いは？似たモデルが多過ぎる問題

ケルヒャーの高圧洗浄機は種類が多く、自分の目的に合わせて選ぶことができるのがメリットです。

しかし、高圧洗浄機を初めて購入する人にとっては違いが分かりにくく、どれを買うべきか迷いやすくなっています。

本記事ではそれぞれの製品の特徴を解説しているので、ぜひ購入するときの参考にしてみてください。

他にもシリーズの違いやモデルの違いを解説した記事もあるので参考にどうぞ。

おすすめのケルヒャー高圧洗浄機を比較解説 まとめ

本記事ではケルヒャー製のおすすめ高圧洗浄機を解説しました。

ケルヒャーは高圧洗浄機の世界トップメーカーであり、日本でも販売実績が豊富なブランド。

幅広い種類の高圧洗浄機を扱っており、工業用の技術を生かした家庭用製品であり、高機能かつ高品質が特徴です。

機種別に比較すると、価格の安さならK2クラシック、小型かつ静音性を求めるならK2サイレント、高機能ならK3シリーズがおすすめです。

ぜひ本記事を参考にケルヒャーの高圧洗浄機を選んでみてください。